2010年12月25日土曜日

Quote:レールとコントロール – ライフハック心理学



こういう問題をすべて、コントロールで片付けようとする人がいらっしゃいます。コントロールするという意志を用いると、「ぼーっとするのは時間の無駄!やめにしよう!」ということになりがちです。ですがそれは、「ぼーっとしたい」という自分の欲求を全部否定することになります。





人の欲求は、ワケもなく、意味もなく、発生したりしないものです。他人のルールではどうであろうと、「毎日ぼーっとする」のには、相応の意義とメリットがあります。それはある人が、ある時間に起き、あることを考え、ある人と一緒にいて、あるものを食べ、あるものを読み、ある人々の子供であり、ある子供たちの親であるから、「ぼーっとする」のです。それが「自分のルール」というものです。ルールをコントロールすることはできないのです。

「おーーーーー」と声を上げてしまいました。

ぼーっとしたいのも自分の欲求。確かにそうですね。
そして全否定は、だいたいマイナスの効果しか生まれてこないですから、そうでない方法を考えるわけですが。
どんな欲求にも意味があるのであれば、それをコントロールするのではなく、自分のルールとして確立する必要があるというコトと理解。

なるほどー (・_・D

2010年12月6日月曜日

Quote:海外でも通用するエンジニアになる: コミュニティ活動で世界は動くか



○まずは動いてみる

 大きな流れはいずれも最初は小さな動きです。世の中やある状況がこんな風になればいいな、という思いを持つことは誰でもあるかと思いますが、それと同時に「自分1人の力じゃ何も変わらない」と思ってしまう人も多いことと思われます。

 「世界は、自分が頑張れば動かしていけるものだ」という考えは心理学では「全能感」と呼ばれるようで、俗に中二病などとも呼ばれますが、私はそういうことを主張したいわけではありません。ただ、個人がまったく無力かというとそうではなく、個人の小さな活動が世界を動かす「可能性」があるという認識を持つことは、結構重要ではないかと思います。

 前述の『誰が世界を変えるのか ソーシャルイノベーションはここから始まる』の原題は“Getting to Maybe How the World Is Changed”で、直訳すると「『かもしれない』へ向かって どのように世界が変わるか」という感じでしょうか。世界が動くかどうかは分かりませんが(Maybe)、まずは動いてみることが必要だと思います。

常々重要と思いながら、なかなかできない「まず動いてみる」。
書いてある通り「自分1人の力じゃ何も変わらない」と思ってしまって、結局1歩も踏み出せないという状態になってしまうんですよね。

逆説になるかもしれませんが、"Getting to Maybe"とは、いい言葉だと思います。
「何も変わらない」と思っているときというのは、大きな効果を狙ってしまっているときな気がしています。
これを「多分できるかも」くらいに考えてしまう方が、1歩踏み出しやすいようなイメージを、この"Getting to Maybe"をみて思いました。

2010年12月5日日曜日

Quote:ズドンといこう!|【書評】「突き抜ける!」時間思考術 自分をうまくア ウトプットする方法 - iPhoneと本と数学となんやかんやと



特に刺激をうけた三つの主張








  1. 「効率化」だけが重要ではない




  2. お金は取り戻せるが、時間は取り戻せない




  3. 自分を枠組みを壊し、広げる






1.「効率化」だけが重要ではない






「何のためにそれをやるのか」という目的とその目的達成に向けたクオリティを追求しなければ、上手な時間の使い手とはいえません。




その先にある最終目的は、自分にとって充実した人生につながっていくのかということです。







仕事を効率良くこなし、時間をつくることができたとしても、そのできた時間でなにをするかがはっきりしていなければ、結局はできた時間を持て余すことになりかねません。




時間をどうするか。そのゴール地点を見失ってはいけないぞという警告だと思います。「いかに効率化し、時間を生み出すか」が目的ではなく、「時間をどう扱えば、充実した人生をおくることができるか」が目的であり、そのために効率化が必要ではあればすべき。必要なければしなくてもいい。そこを履き違えては、「突き抜ける!」ことはできないのでしょう。




2.お金は取り戻せるが、時間は取り戻せない



いやー、刺激的なことばです。







お金を余計に払うことによって、より快適で集中できる時間が生まれるのなら、積極的に投資としてやったほうがいいのです。







こう主張する筆者は、実際に電車で時間が細切れになるのが嫌なときや、電話をすべきときなどは躊躇いなくタクシーを選ぶようです。また、新幹線のグリーン車、飛行機のビジネスクラスを利用することも勧めています。




"ただ快適さを求めて"グリーン車ではなく、"快適な「仕事場」を作り出すために"グリーン車やビジネスクラスを選択する。目的がとても明確です。いかに「時間」をかけがえのない大切なものととらえているのかが伝わってきます。




そんな、『時間>お金』という考えは持ち合わせていなかったので、とても刺激的です。たしかに、お金をかけて生み出した「時間」は、普段の「時間」と違ってお金をかけている分、「やらなければ!」という気持ちにさせてくれ、有効な投資といえるのかもしれません。




3.自分を枠組みを壊し、広げる






情報は発信すればするほど、広がります。人は紹介すればするほど人脈が増えます。お金も使えば使うほど、あとで戻ってきます。




ヒト、カネ、情報の財産は使わないでためておいても、何の役にも立たないので、どんどん使いましょう。







自分の枠組みを壊すためには、様々な情報を吸収し、いろんな方と接することが不可欠だと思います。自分以外の他とが交わることで、新しい何かが生まれて、自分の変化を引き起こすことができる。なので、自分の枠組みを壊すためには、まずは自分を開き、情報・人・お金を吸収する態勢をつくる。そんな心掛けが、ものすごく大切であるのかもな、と感じました。




また、筆者は本選びの際も"自分の枠組みを壊し、広げる"ことを意識しているとの事です。




自分と全く違う考えの本もよく読んだり、主張が正反対の二冊の本を同時並行で読んだり。読書に対する姿勢も徹底しています。ぼくはどうしても自分の趣味、嗜好で本を選んでしまうので、少し見習いたいところです。

特に1つ目が身に染みました。
確かに相応のクオリティを伴った結果が出ないのであれば、そもそもその行動なり仕事が意味をなさない可能性が出てきます。
もちろん「始めからやらない」という選択肢もあるでしょうし。

2は結構意識してはいるつもりですが、その場のお財布事情に依存することは否めません……。

3は心に刺さりましたね。
アウトプット不全だという自覚があるので、もっと頑張らないとと改めて思ったりしました。(←この具体性のない「頑張る」が良くないのですが)