2010年12月6日月曜日

Quote:海外でも通用するエンジニアになる: コミュニティ活動で世界は動くか



○まずは動いてみる

 大きな流れはいずれも最初は小さな動きです。世の中やある状況がこんな風になればいいな、という思いを持つことは誰でもあるかと思いますが、それと同時に「自分1人の力じゃ何も変わらない」と思ってしまう人も多いことと思われます。

 「世界は、自分が頑張れば動かしていけるものだ」という考えは心理学では「全能感」と呼ばれるようで、俗に中二病などとも呼ばれますが、私はそういうことを主張したいわけではありません。ただ、個人がまったく無力かというとそうではなく、個人の小さな活動が世界を動かす「可能性」があるという認識を持つことは、結構重要ではないかと思います。

 前述の『誰が世界を変えるのか ソーシャルイノベーションはここから始まる』の原題は“Getting to Maybe How the World Is Changed”で、直訳すると「『かもしれない』へ向かって どのように世界が変わるか」という感じでしょうか。世界が動くかどうかは分かりませんが(Maybe)、まずは動いてみることが必要だと思います。

常々重要と思いながら、なかなかできない「まず動いてみる」。
書いてある通り「自分1人の力じゃ何も変わらない」と思ってしまって、結局1歩も踏み出せないという状態になってしまうんですよね。

逆説になるかもしれませんが、"Getting to Maybe"とは、いい言葉だと思います。
「何も変わらない」と思っているときというのは、大きな効果を狙ってしまっているときな気がしています。
これを「多分できるかも」くらいに考えてしまう方が、1歩踏み出しやすいようなイメージを、この"Getting to Maybe"をみて思いました。

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