2017年4月29日土曜日

哲学者ソクラテスの教え『無知は罪なり、知は空虚なり、英知を持つもの英雄なり』



追記(2021/02/07)
この言葉はソクラテスの言葉ではないらしいです。以下、ブログを書きました。
>>座右の銘に出典は必要か | A's Thought web-Log(ATL)

↑追記終わり↓ココから、当初の記事です。

私の座右の銘は『無知は罪』です。
なので、何ごとも知りたがりです。勉強も好きだったりします。

しかし、少し前にこれには続きがあって、さらに深い意味があるコトを知りました。(←今さらって言わないで。勉強不足って言わないで…)

無知は罪なり、知は空虚なり、英知を持つもの英雄なり

哲学者 ソクラテス(紀元前469年頃 - 紀元前399年)

これを知った今、座右の銘を差し替えます(笑)

せっかくなので、それぞれ意味を見ていこうと思います。

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無知とは

『知』とは知識や情報を指します。
だいたいネットで検索するとこんなことが書いてありました。

よって『無知』とは、『(ある何かについて)知らないこと』を指すというコトになります。

私は、無知は単純に勉強不足であると思っています。
何か失敗を犯した時に、後から「知らなかった」では済まされないコトがたくさんあります。

なので、何をやるにしても、それ自体を充分に知ること。これは非常に大切なことであると思っています。

空虚

次に『知は空虚』とソクラテスは言っています。

『空虚』とは何でしょうか。

これは、知っているだけでは何の役にも立たないことを示しています。

もう少し具体的に言うと、『バットの振り方を知っていても、実際にスイングしなければ、ボールに当てることの難しさも分からないし、何より野球で得点にはつながらない』というコトです。

特に今の時代、情報だけならいくらでも手に入ります。

検索でポンです。

しかし、それで知識や情報を得たからといっても、ただ頭でっかちになるだけで、これだけではまだまだ不十分なのです。

英知

最後の『英知』とは何でしょうか。

いろいろ見解はあるようですが、私は『知を活かした経験』だと考えています。

または、『体得した状態』でしょうか。

『英雄』とはただの優れたリーダーでは無く、自らの知識を発揮して先頭切って行動する人のことを言うのだと思うのです。

3ステップ

冒頭に記したソクラテスの言葉を知ったとき、私は、【無知→知→英知】と3段階あるところが気になりました。

【無知→英知】には、現実的にも無理があるように思えます。

間に『知』が入る。

これは、やっぱり必要なのだと思います。

いくら『知は空虚』と言っても、一度は空虚であるコトを分かった上で、情報や知識を得て、そして英雄になるために行動するというコトが必要なのだと、認識しておく必要があります。

ソクラテスの他の言葉

ソクラテスは他にも名言を残しています。

世界を動かそうと思ったら、まず自分自身を動かせ

哲学者 ソクラテス(紀元前469年頃 - 紀元前399年)

よく「他人は変えられないが、自分は変えられる」と言いますね。
その通りだと思います。

おわりに

最近、読んだ本にも同じようなコトが書いてあったように思います。

最終的には『自ら行動すべし』なのです。

知らないコトを認識した時は現状を謙虚に受け止めてそれについて学び、知識を習得したからと言って他人にひけらかしたりせず、自らやってみるコトでもって、はじめて人は成長をするのだと思いますし、実際にそれを体感するのだと思います。

そして、人生はまた次のステージに上がっていくのでしょう。

もっと、もっと、高みを目指したいです!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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