2018年5月5日土曜日

100de名著で紹介されていた本2冊目:エドワード・W・サイードの『イスラム報道』



GWのさなか、以前に『これは良かった!』と勧められた番組があったので、NHKオンデマンドで見ました。

と、以下の記事に書きました。

今回は、その中の2冊目を紹介しようと思います。


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エドワード・W・サイードの『イスラム報道』

100de名著のメディアスペシャルで紹介された本の2冊目。

エドワード・W・サイードの『イスラム報道』

イスラム報道 (みすずライブラリー)
エドワード・W. サイード
みすず書房
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なにこれ、9千円以上もする……。

著者がイラン革命の2年後に書いたそうです。

イラン革命とは、アメリカ人にとって、いろいろショッキングな出来事だったようです。

そして、9.11が起きて

【アメリカの敵=イスラム】

という構図が鮮明になります。


異質な他者

こういう表現も論客たちはしていました。


アメリカにとって、いわゆる西洋(ヨーロッパ)以外の人たち ーこれをオリエンタリズム(東洋のスタイル)というー は、なにか下に見る対象。と言うか。

(理知に対して)官能だったり

(合理に対して)非合理だったり

(進歩に対して)停滞だったり

でも、実際のイスラムの大半の人は、我々と同じように

「今日のお昼ごはん、何にしようかなぁ」

とか考えているわけです。


でも、特に9.11以降、テレビに映るイスラムは、だいたいターバンをして、銃を持って、殺戮を繰り返している映像ばかり。

それこそ、そういうステレオタイプを形成していったわけですね。


分かりやすさと単純化はき違えてはいけない。

そういった警鐘をならしているようでもありました。

最近のワイドショーも、すぐにAかBか、みたいな言い方をするのですが

掘り下げていくと、AにはAの理由があって、BにはBの事情があって、一概にどっちかとは言えない、というのが現実の大半だと思います。

おわりに

私も含め、日本ってどういう国なのか、アメリカってどういう国なのか、イスラムって、キリストって、とか、キチンと分かっている人は少ないと思います。

と同時に、分からなくてもなんとなく生きて来れたのが、今まで。


今、社会情勢が大きく動いていて、安全保障も揺らぎつつあって

中国が大きくなったり、中東の不安定さが膨らんでいったり


池上彰の番組で、かじった知識くらいだと、この先10年20年

ちょっと不安だなぁと感じました。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


>>100de名著で紹介されていた本3冊目:山本七平の『「空気」の研究』

>>100de名著で紹介されていた本4冊目:オーウェルの『一九八四年』

>>NHK『100de名著スペシャル』の『メディア論』を見た

>>100de名著で紹介されていた本1冊目:リップマンの『世論』

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