2016年12月4日日曜日

JリーグCS結果とビジネス評価



サッカーJリーグの浦和レッズが、年間勝ち点1位だったのに、12月3日のチャンピオンシップ決勝で負けたため、年間勝ち点15も低かった鹿島アントラーズが優勝した。

1年間を通して優秀だったチームが、最後の2戦で準優勝になったのだ。

「ルールはルール」なのだが、これってビジネスでもある気がするなぁと思ったので、書いてみようと思う。

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最後だけ変わる

以下、2016年度のJリーグの2ステージ制を知っている前提で書きますが、軽くシステムだけ触れておきます。

1stステージ、2ndステージそれぞれ勝ち点のトータルで順位を決めます。1勝したら勝ち点3、負けたら0、引き分けならそれぞれのチームに1点で数えます。

非常にシンプルです。

しかし、リーグが終わり、最後のチャンピオンシップは、まず参加条件があります。

  • それは1st・2ndステージのどちらかで優勝すること
  • もしくは1stステージと2ndステージを合わせた年間勝ち点で3位以内に入ること

最大5チームまで参加出来ますが、昨年も今年も3チームでした。

そして試合の対戦形式です。

年間勝ち点が1位のチームは参加チーム数に関係なく決勝からの出場。
1回戦、準決勝は一発勝負で決勝戦はホームアンドアウェイ方式で行います。

最終的には、『チャンピオンシップのトーナメントで最後まで勝ったチームが優勝』となります。

つまり、リーグ戦中は積み上げ勝ち点で順位が決まるのに、最終的には積み上げてきた勝ち点は置いておいて、トーナメントの結果次第で優勝チームが決まるということです。

賛否両論のルール

これには、賛否両論あります。

Jリーグ自身も、昨年度と今年度でこの2ステージ制をやめて、2017年度はまた1ステージ制(積み上げ勝ち点で優勝チームを決める方式)に戻すことになっています。

メリット

最後に大逆転が可能

デメリット

その大逆転が起きた時に、年間勝ち点1位のチームが「今まではなんだったの?」みたいになる

ビジネス社会でのルール変更

とはいえJリーグでは、その年が始まる前までにルールが決まっています。2ステージ制であるコトが分かった上で始まりました。最後に負けた浦和レッズ、無念ではあるでしょうが仕方がありません。

さて、いわゆる一般的な会社、社会ではどうでしょう。

大局的に見れば、基本は資本主義であり、利益を上げるコトで会社の価値が測られます。
同業社間では、その売上や利益なんかで比較されることもあります。
稀少技術がある会社はその限りではありませんが、だいたいはそんな感じです。

個人(会社員)目線でも見てみましょう。

その業種、役職、部署などによって、『優れている』といわれる物差しは異なります。

営業の獲得数であったり、より新たな価値を生み出すことであったり、可能な限りコストを削減するコトであったりします。

もっとミクロで見てみると、その人の『評価者』によって変わります。

上司のいうことを素直に聞く方が良かったり、自主的にガンガン進めた方が良かったり。

そういうところまで砕いていくと、良し悪しというのは(大局的には別として)人の考えやもしかしたら気分によっても変わることになります。

 

あれ、ルールの話じゃ無かったっけ?

 

ここで書きたかったのは、【ルール=評価制度】だということです。

軸をどっちに置くか

会社に軸を置くと、最悪は会社に振り回されます。

自分に軸を置くと、他人の評価を気にせず、自分が納得すればOKです。

私みたいなサラリーマンは、結局のところ会社評価が給料につながるため、ある程度は会社に考え方を合わせなくてはなりません。

ただし、失職したり転職したりすれば、また軸が変わることになります。

フリーランスの方は会社=自分みたいなものなので、全ては自分次第ということですね。

まとめ

何らかの組織(Jリーグでもプロ野球でも会社組織でも)に属している限りは、そこにルールがあり、評価があります。

しかし、自分自身に腹落ちするかは、別問題です。

今回、浦和レッズが年間1位なのに、決勝の1戦で敗れたために、残る公式結果は準優勝であるコトはルール上仕方が無いですが、ファン心情としては納得がいかない人も多いかと思います。

社会でも「自分ではイケてたのに!?」と思っていても、評価がついてこない場合があります。

 

そこで、『しかたがない』って終わるのか、『次はもっと!』って思えるのかで、その後の気持ち、仕事のクオリティ、インプットアウトプット、他いろいろが変わるのかなぁと思いました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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