2017年7月27日木曜日

『死の体験旅行』で金剛院に行ってきた。本当に死ねた。そして蘇り、大切なものに気付いた



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『死の体験旅行』という、頭にはてなマーク付きまくりなワークショップ(!)に参加してきました。

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場所と主催者

金剛院という、豊島区の寺院の施設内にある、多目的ホールで行われました。

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西武池袋線椎名町駅から徒歩0分。こんなに交通の便がいいお寺も珍しい気がします。

金剛院は真言宗のお寺なのですが、主催者(ファシリテーター)の方:浦上哲也さんは浄土真宗の方。
なごみ庵という横浜市神奈川区にある一風変わったお寺の住職さんです。

今は、こういった宗派の垣根を超えた、また自らのお寺以外でのイベントも、結構多いそうです。

私が知ったのは、以下のサイトを見てでした。

前から行きたかった

今年の春くらいに、こんな企画があるんだ!と知りました。大体月に一回のペースで行われていて、募集は一ヶ月ちょっと前にオープンになります。

しかし、毎月気づくと満席。

人気なんですねぇ。

そして、6月の申し込みで、昨日2017/07/26に参加してきました!

コンセプト

募集サイトから引用します。

スマホを切って、死の体験旅行に出発しましょう!
「死ぬ」から「生きる」を学ぶ2時間。
大切なものと出会える時間があなたを待っています。

《本当に大切なものは何か?》
自分が病にかかり、病気が進行し、やがていのちを終えていく物語を追体験する「死の体験旅行」。自分にとって「生と死」とは何か?本当に大切にしていることは何か?ワークショップを通して考えていきます。

via 【7月】死の体験旅行@金剛院 | 東京都豊島区 金剛院校 | まちのお寺の学校

元々、アメリカのホスピスが発祥

この『死の体験旅行』。

元ネタがあるそうで、アメリカにホスピスといういわゆる『終末期医療』を行う施設のスタッフ用に考え出されたものらしいです。

終末期医療を行う側には、絶対に乗り越えられない壁があります。

それは、『スタッフは、死んだ経験がないし、その過程を経験したコトも無い』というものです。

死に関わる仕事なのに、自らはその経験をしたコトが無い。
では、どうすれば、より死にゆく人の気持ちを少しでも理解できるのか。

と考えた結果、アメリカで作成されたと言われているプログラムです。

死に向かっている患者が向き合うであろう喪失感・苦しみ・悲しみを疑似体験し、深い悲しみや嘆きを抱えた患者やその家族と接する際に役立つとともに、本当の自分と向き合う大切な時間にもなる。というものだそうです。

死を体験した

ネタバレは極力NGのため、あまり多くは書けないのですが


死にました( ´∀`)


それを疑似体験するための、上手い仕掛けが随所に感じられ……っていうのが序盤の『まだ客観視できる』間で、あとは本当に死に向かっていき、それに入り込めました。

そして蘇った

『旅行』ですから、行ったら帰ってくる。帰るまでが旅行。

死んだら蘇らなければなりません。

ここも、どう蘇るのかも、あまり多くは書けず、なのでぜひ体験してみていただきたいですのですが

一つ言えることは、その蘇る過程において

今の自分、家族、友人、同僚、その他あらゆるものへの感謝と、それをもっと大切にしなくては!

という気持ちがわき上がってきました。

ファシリテーター:浦上哲也

先にも少し紹介しました、浦上哲也さん。

衣に身をまとい、ちゃんとした住職さんです。

しかし、参加者を楽しませるコト、それをしながら参加者にこの会の目的である『疑似死体験』もきっちりこなす、凄い方だと思いました。

おわりに

はじめ『ワークショップ』とか、そのワークショップには普通にある『シェア』、それこそ『ファシリテーター』など

寺なのに横文字いっぱい!

と、少し可笑しくなった気持ちになったことは内緒です(笑)


昨日2017/07/26は、私の命日となり、同時に第二の誕生日となりました。

誕生日にはケーキですね。帰り道で買って帰りました。
(食べたいだけ。そして半分以上食べ終わってから写真を撮りました(^▽^;))

20170726_死の体験旅行_003(DSC_0487)

これから、なおいっそう生きているコトに感謝し、悔いの無いように暮らしていきたいと思います。


これ、あらゆる方にオススメなワークショップです。
少しでも興味を持っていただいたら、申し込んでみてください。

>>『死の体験旅行』 | まちのお寺の学校ナビ


↓関連サイト
>>Facebookページ:倶生山 なごみ庵


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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